【阪神カップ 2020】ダノンファンタジーが久々の重賞制覇！距離短縮でスピードを存分に発揮

※レース画像をJRA公式ホームページから引用

2020年12月26日、阪神競馬場で阪神カップ（芝1400m）が行われました。
JRA公式の阪神カップレース結果

2020年の阪神カップを制したのは、ダノンファンタジー

競走成績：13戦6勝（2020年12月26日現在）

ダノンファンタジーは2019年のローズS以来の重賞制覇となりました。

2020年は阪神牝馬Sから掲示板に乗るか乗らないかというところでしたが、元々力はある馬ですし、前走府中牝馬Sも馬場に泣かされた形になっていました。

阪神競馬場では、阪神ジュベナイルフィリーズを始め、チューリップ賞やローズSを勝っているので、得意としている競馬場ですかね。

元々、スピードを武器としていた馬ですし、1400ｍへの距離短縮は上手くいきました。

去年のグランアレグリアと同じように、来年はスプリント路線が面白そうですね。
休み明けが得意なので、万全の状態で出てきて欲しいものです。

父：ディープインパクト
母：ライフフォーセール
母の父：Not For Sale

血統表は以下の通り。

父はディープインパクト。

母ライフフォーセールはアルゼンチンでGⅠを勝っている馬です。

母の父Not For Saleはアルゼンチンでリーディングサイアーになっていて、最近ではサトノフラッグ＆サトノレイナス兄弟の母バラダセールの父でもあります。

Not For Saleはカロの系統ということで、ディープインパクト産駒でもスピードに特化していて、スプリントに近いところで活躍できそうです。

また、母の母の父Ski Champはスキーパラダイスやスキーキャプテンの半兄ということで、この辺りからもスピードがありそうな血統です。

レース映像は以下のJRA公式レース結果のページで確認できます。

天候：晴れ
馬場：良
レース時計：1:19.7
前半800m：45.4
ラスト4F：45.7
ラスト3F：34.3
前後半600mのラップバランス：34.0 – 34.3
前後半800mのラップバランス：45.4 – 45.7（ミドルペース）

ダノンファンタジーは、1400ｍぴったりという強い競馬でした。

内枠を活かすレース運びも良かったですし、休み明けも良かったと思います。
先にちょっと触れましたが、このスピードはスプリント路線で活かせそうなので、来年はスプリントで走ってくれないかなと思っています。

初めての1400ｍで、前走秋華賞からは600ｍも短縮となりましたが、見事な競馬でした。

マルターズディオサもダノンファンタジーと同様にスピードが武器だと思うので、1400ｍ〜1600ｍが一番合っていそうですね。

あと、休み明けの方が得意なので、今後も休み明けの時に注目したいです。

1400ｍということもあったのか、位置取りがちょっと後ろでした。
差せそうな位置でもあるのですが、前が止まらなかったですね。

インディチャンプは過去にもマイラーズCで取りこぼしていたりと、GⅠでこそという馬で、前哨戦とかちょっと周りの力が落ちる舞台は取りこぼしてしまう傾向にあるんですかね。

外回って厳しかったですが、1400ｍでもやれたのは良かったです。
今年のヴィクトリアマイルはアーモンドアイが強すぎましたが、また来年チャレンジして欲しいですね。

今回は内枠が良かった印象です。

クリノガウディーはGⅠで好走してもGⅡ、GⅢで凡走したりしているので、狙い目はGⅠとか相手が強い時なのかもしれないですね。

位置取りが良くなかったですね。
後ろから差せるタイプではないので、もうちょっと前に付けられると良かったですね。
乗り替わりだったのも難しかったのかもしれません。

出遅れて良いところが無かったです。
道中も全然進んでいかなかったですね。

元々は1400ｍが得意な馬だと思いますし、今回はメンタルの問題とかですかね。
今回はノーカウントでまた期待したいと思います。