馳星周さんの「黄金旅程」を読んだ感想

馳星周さんの「黄金旅程」を読んだ感想 書籍

馳星周さんの「黄金旅程」を読んでみました。

馳星周さんが大好きなステイゴールドから、この本のタイトルですね。
なかなか勝てない1頭の競走馬と、たくさんの人の思いが混じった物語です。

感想

僕は競馬を見ている立場なので、馬を育てるということは分かりません。
オーナー、生産者、調教師、ジョッキーを始め、競馬に関わっている方は日々、様々な思いを持っていると思います。

その中で、競走馬を生産して、育成して、そして毎週のように競馬が行われているというのは、本当にすごいことだと思いました。

レースで勝てる馬もいれば勝てない馬もいます。
見ている側からすれば、応援している馬が勝った、馬券が当たったなど、その時々の感情で終わってしまいがちですが、1頭1頭大事に育てられて、馬は生きているということですね。

最近では、SNSで発信をしている生産者の方や調教師さんも多くなりました。
そういった方の言葉を聞けるのは有り難いなと思います。

1頭の馬を育てるのに、たくさんの人の思いが込められている

これはずっと思っていることですが、1頭の馬を育てるというのは、とても大変なことだと思います。

競走馬ですから、レースで勝てるのが一番だと思いますが、何より無事に走って欲しいというのが強いんですかね。

1頭の馬を育てるのには、思っている以上にたくさんの人の思いが込められていると思います。
そういった、たくさんの思いを全て理解するのは難しいかもしれませんが、より多くの思いを汲めるようになりたいと思いました。

競走馬を引退した後も元気に生きて欲しい

そして、この本を読んで、今までより考えるようになったのが、引退した後の馬生ですね。

主人公は装蹄師なのですが、訳あって牧場を引き継いで養老牧場としてやっていく、という主人公です。

今までは、牡馬は活躍して種牡馬になれれば万歳、牝馬は繁殖牝馬として第2の馬生、というのを強くイメージしていました。
牡馬で種牡馬になれないと残念、乗馬か、というように思うこともありました。

最近では、ペルシアンナイト、ブラストワンピースが種牡馬になれず、というニュースが出て、非常に残念に思ったものです。

その中で、馬生としては、引退した後も長く続くことになります。
もちろん長生きしてくれることが一番ですし、より多く幸せを感じられる生活が送れれば良いですね。

ただ、馬が生きていくというのも、お金が多く掛かったり、簡単にはいかないかなと思います。
そういった引退した馬たちも、何か応援したり、支援できたりすれば良いなと考えるようになりました。

まとめ

馬の物語というのは感動しますね。
ただ、冒頭にも書いた通り、馬産というのは分からないことが多いです。

その中で、どれだけ理解することができるか、少しでも理解できるように、いろんな情報を得たり、知識を増やしていくことが大事かなと思いました。

また、馬券購入だけでなく、何かしら応援できることや支援できることがあれば良いなと思います。

たくさんの人の思いを汲めるようになりたいですね。

とても良い物語なので、みなさんもぜひ読んでみてください。

タイトルとURLをコピーしました