※レース画像をJRA公式ホームページから引用
2020年10月17日、東京競馬場で府中牝馬S(芝1800m)が行われました。
JRA公式の府中牝馬ステークスレース結果
2020年の府中牝馬ステークスを制したのは、サラキア
競走成績:18戦4勝(2020年10月17日現在)
サラキアは重賞初制覇となりました。
3歳時はローズS2着、4歳時はエプソムC2着と、あと一歩のところまで迫っていましたが、5歳の秋でついに重賞初制覇です。
重賞連対以外でも、秋華賞はアーモンドアイと0.5秒差の4着、エリザベス女王杯はラッキーライラックと0.4秒差の6着と、GⅠでも健闘していました。
サラキアにとって、ここは得意舞台でしたね。
東京競馬場は前述のエプソムC連対や、フローラSでも差のない4着。
1800mも前述の重賞連対や、前走小倉日経OPも良い勝ちっぷりでした。
僕は重馬場ということで評価を下げてしまいましたが、重馬場も問題なかったですね。
サラキアの血統
父:ディープインパクト
母:サロミナ
母の父:Lomitas(ニジンスキー系)
血統表は以下の通り。
父はディープインパクト。
サラキアもディープインパクトのように良い瞬発力があります。
母のサロミナはドイツのオークスを勝っている馬。
母系はドイツでは一大牝系を築いています。
重馬場でも問題なかったのは、このドイツ血統の影響が高そうです。
半弟に先週の毎日王冠を勝ったサリオス(父はハーツクライ)がいます。
2週連続、兄弟による重賞制覇となりました。
レース映像
レース映像は以下のJRA公式レース結果のページで確認できます。
当日は1日中雨で、降った量も結構多かったです。
前日こそ良馬場でしたが、朝には稍重、レースの頃は重馬場まで悪化してました。
馬場:重
天候:雨
レース時計:1:48.5
前半800m:47.4
前半1000m:59.6
ラスト4F:48.9
ラスト3F:36.2
前後半600mのラップバランス:35.9 – 36.2
前後半800mのラップバランス:47.4 – 48.9(ミドルペース)
レースのポイント
サラキアはスタートも良く、道中は後ろ目のポジションでした。
3〜4コーナーは内側の馬場が悪かったようなので、外目を取れたのも良かったと思います。
逃げたトロワゼトワルが2番手以降を結構離していましたが、1000m通過は59.6だったので、それほど早いペースにもなりませんでした。
サラキアは残り800m付近で上がっていきましたが、とても手応えが良かったです。
直線も馬場を苦にすることなく、最終的には3馬身差の快勝でした。
2着はシャドウディーヴァ。
東京の実績もあり、ここはベストな舞台だったと思います。
重馬場も苦にせず、やはり左回りは良いですね。
3着はサムシングジャスト。
2走前の初音S(3勝クラス)が強い勝ち方だったので、同じ舞台は適正がありますね。
前走クイーンSは結果が出ませんでしたが、今回のように広いコースの方が良さそうです。
4着はトロワゼトワル。
マイペースで逃げて、あと一歩で馬券圏内でした。
「時期的に寒くなると硬くなるところもある馬です」と安田調教師がコメントしていましたが、この馬は暑い時期の方が得意そうですね。
5着はラヴズオンリーユー。
重馬場は合いませんでしたし、何よりも目標はこの先にあると思うので、まあここは仕方ないですね。
上位人気に支持された、ダノンファンタジー、フェアリーポルカも馬場が合いませんでした。
ダノンファンタジーは前哨戦に強いタイプなので、ここで勝てないと、この先は厳しそうです。
フェアリーポルカは叩いた方が良さそうなので、次エリザベス女王杯は面白そうですけどね。
今年は阪神競馬場ですし。
シゲルピンクダイヤも馬場が合わずに、ゲートもいつも通りでダメでした。
今回は発走3分遅延、10/18〜11/16まで出走停止で、また再審査だそうです。
シゲルピンクダイヤはヴィクトリアマイルのレース振りが良かっただけに、左回りでは期待していましたが、残念でした。
サラキアの次走は状態次第でエリザベス女王杯とのこと
サラキアの次走は状態が良ければエリザベス女王杯とのことです。
今回はたぶん仕上げてきていると思うので、お釣りがあるかは微妙な気もしますが、重賞初制覇となったので、出て欲しいですね。
2019年は6着で惜しい競馬でした。
ただ、今年は京都競馬場が改修工事に入るので、阪神競馬場の芝2200mとなります。
阪神に変わることはサラキアにとってはマイナスになるかもですが、重賞初制覇の勢いで出走してくれば頑張って欲しいです。
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