※レース画像をJRA公式ホームページから引用
2021年3月6日、阪神競馬場でチューリップ賞(芝1600m)が行われました。
JRA公式のチューリップ賞レース結果
2021年のチューリップ賞は、メイケイエールとエリザベスタワーの同着
メイケイエール
競走成績:5戦4勝(2021年3月6日現在)
メイケイエールは重賞3勝目となりました。
今までで一番折り合っていませんでしたが、それでも勝てたのは大きいですね。
武豊ジョッキーはこれで、デビューから35年連続重賞勝利です。
これだけ長い間、乗り続けるだけでも難しいと思う中、しっかり結果を残しているのは本当にすごいです。
メイケイエールは折り合いが厳しいとマイルでは勝つのが難しいと思いましたが、あれだけ暴れていても勝てるというのは、本当に自力が高いですね。
阪神ジュベナイルフィリーズでも折り合いが厳しいと言われている中でも4着に来ました。
本番まであと1ヶ月で陣営がどこまで修正できるか見ものですね。
エリザベスタワー
競走成績:3戦2勝(2021年3月6日現在)
エリザベスタワーは重賞初制覇です。
エリザベスタワーも折り合いが難しい馬ですね。
メイケイエールほどではありませんでしたが、折り合ってない中、しっかり勝ち切るというのがメイケイエール同様すごいことです。
エリザベスタワーは今まで3戦がみなスローペースなので、本番の速い流れになった時にどうなるか、ですね。
ただ、血統も良い馬ですし、本番がどういうレースになるか楽しみです。
メイケイエールの血統
父:ミッキーアイル
母:シロインジャー
母の父:ハービンジャー
血統表は以下の通り。

メイケイエールの血統についてはファンタジーSの記事をご覧ください。
エリザベスタワーの血統
父:Kingman
母:ターフドンナ
母の父:Doyen(サドラーズウェルズ系)
血統表は以下の通り。

エリザベスタワーはイギリス産です。
父Kingmanはジャックルマロワ賞などGⅠを4勝。
2014年のカルティエ賞最優秀3歳牡馬及び年度代表馬に選ばれています。
産駒には、2020年のイスパーン賞、ムーランドロンシャン賞を勝って、凱旋門賞でも3着だったペルシアンキング。
2020年のセントジェームズパレスステークス、ジャックルマロワ賞を勝ったパレスピア。
日本ではシュネルマイスターがいます。
Kingman自身がマイルで強かったように、産駒もマイルで走っています。
母ターフドンナはドイツのオークスを勝っています。
母の父Doyenはキングジョージを勝っています。
産駒では重賞勝ち馬は出しているものの、GⅠ勝ちは母ターフドンナだけです。
エリザベスタワーも他の産駒と同様に、マイルがベストっぽいですね。
レース映像
メイケイエールは1番(白色の帽子)、エリザベスタワーは5番(黄色の帽子)です。
天候:曇り
馬場:稍重
レース時計:1:33.8
ラスト4F:46.1
ラスト3F:34.8
前後半600mのラップバランス:36.3 – 34.8
前後半800mのラップバランス:47.7 – 46.1(スローペース)
レースのポイント
1着メイケイエール
前述しましたが、今までで一番折り合いが酷かったですね。
最後は差されるかなと思いましたが、並ばれてからが強かったです。
前走は外枠で上手く乗りましたが、今回は最内で、かなり難しかったです。
このくらいのメンバーでは勝てるのかもですが、相手が強くなる次は難しそうですね。
1着同着エリザベスタワー
エリザベスタワーも結構掛かっていました。
最後は差せそうで差せず、最後はヨレた感じでした。
道中も外に行きたがっていて、前走も内にヨレていて、左に行きたがるみたいです。
エリザベスタワーはペースが速くなってどうかですね。
欧州血統なので、あまり良くなる気はしないのですが、どうでしょうか。
3着ストゥーティ
好スタートから逃げる形になりました。
直線入り口では手応え良く、交わせそうだったが交わせずに終わりました。
急坂で勝ちきれないレースが続きますね。
モーリス産駒はこういうタイプが多いかもですね。
もうちょっと使われつつ、あとペースも流れたほうが良いかもしれません。
4着タガノディアーナ
後ろから追い上げてきましたが、惜しい着差となりました。
このペースだと後ろから差すのは難しかったですね。
力はあると思うので、今後も注目したいと思います。
5着シャーレイポピー
スタートで寄れてましたが、その後は立て直して、道中はなかなか良い感じでしたが、直線はフラフラした感じになってしまいました。
ちょっと距離が長く、1200〜1400くらいが良いのかもしれません。
6番人気テンハッピーローズは10着
僕はテンハッピーローズに期待していましたが、残念でした。
道中は折り合ってなく、エピファネイア産駒らしい気難しいところが出てしまいました。
馬体重も-10kgだったので、調整がうまくいってなかったんですかね。
アルテミスSのレース振りが良かったので、もう1回東京で見たいですね。
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