※レース画像をJRA公式ホームページから引用
2020年10月11日、京都競馬場で京都競馬場(芝2400m)が行われました。
JRA公式の京都大賞典レース結果
2020年の京都大賞典を制したのは、グローリーヴェイズ
競走成績:12戦5勝(2020年10月11日現在)
グローリーヴェイズは前走宝塚記念は17着と大敗していましたが、ここではGⅠ馬としての貫禄を見せて、香港ヴァーズ以来の勝利となりました。
2019年の京都大賞典こそ負けていますが、グローリーヴェイズはやっぱり京都競馬場が得意ですね。
川田ジョッキーとは今回初コンビとなりましたが、すごく合ってそうでした。
グローリーヴェイズはディープインパクト産駒ですが、川田ジョッキーはディープインパクト産駒のような瞬発力タイプは得意そうですね。
グローリーヴェイズの血統
父:ディープインパクト
母:メジロツボネ
母の父:スウェプトオーヴァーボード
血統表は以下の通り。
父はディープインパクト。
グローリーヴェイズもディープインパクトの瞬発力を受け継いでいて、菊花賞や天皇賞春では鋭い末脚を見せていました。
母のメジロツボネは中央で4勝。短距離で走っていました。
そして、「メジロ」という名前の通り、メジロ牝系で、3代母には牝馬3冠馬メジロラモーヌがいます。
母母父もメジロライアンという血統で、古くからのメジロの血を繋いできた関係者の想いが感じられますね。
レース映像
レース映像は以下のJRA公式レース結果のページで確認できます。
4回京都の開催は開幕週でしたが、週中から日本に近づいてきた台風の影響で、週中からずっと雨。
前日は雨は止んでいたが重馬場、当日は晴れて稍重まで回復しました。
馬場:稍重
天候:晴れ
レース時計:2:25.6
前半1000m:60.4
ラスト4F:47.2
ラスト3F:35.0
前後半600mのラップバランス:35.5 – 35.0
前後半1000mのラップバランス:60.4 – 60.0
前後半1200mのラップバランス:72.9 – 72.7(ミドルペース)
レースのポイント
グローリーヴェイズは外枠でしたが、スタートも問題なく、スタート後スタンド前で良い位置が取れましたね。
道中は5番手で前目に付けたまま、折り合って走っていて、直線入るところでは先頭を捉える絶好の位置で、直線も伸びて力を十分に発揮しました。
先ほども書きましたが、川田ジョッキーも合っていたと思います。
2着のキセキは相変わらずスタートは出遅れ。
最後方からの競馬になりましたが、浜中ジョッキーは上手く乗ったと思います。
ただ、やはりキセキは乗り替わりだと扱いが難しいんじゃないかなと感じています。
3着はキングオブコージ。
斤量が前走から+3kgで、一線級の重賞メンバーでどうかなと思いましたが、連勝してきた結果が示す通り、実力はあるんだなと思いました。
キセキが上がってきた時点で、先にキセキに行かれてしまい、ちょっと仕掛けが遅れた感はありましたが、直線でもしっかり伸びていますし、力はあるので今後も楽しみです。
4着はシルヴァンシャー。
2019年も3着でしたが、シルヴァンシャーもグローリーヴェイズと一緒で、ディープインパクト産駒なので、京都コースの外回りは得意そうですね。
最後はキングオブコージともクビ差で惜しかったです。今後も注目したいです。
5着はステイフーリッシュ。
オールカマーから中1週はどうかなと思いましたが、やりたい競馬はできましたかね。
上位が強かったです。
ダンビュライトもステイフーリッシュ同様、やりたい競馬はできたかなと思います。
あとは、京都得意ということで、パフォーマプロミスに注目していましたが、こちらは福永ジョッキーもコメントしていた通り、位置取りの差が大きかったように思います。
グローリーヴェイズの位置が取れていれば面白かったかもですね。
こうやって振り返ると、戦前はメンバーも抜けた馬がいなくて、単勝人気も6番人気のパフォーマプロミスまでが10倍を切るオッズになっていたので、波乱含みかなと思っていましたが、GⅠ馬のワンツーで決まり、3着もキングオブコージと人気通りの決着になりました。
最近の京都大賞典というとメンバーが揃わない印象でしたが、今年は実力馬が力を出して順当に終わりました。
最近はGⅠにも直行する馬が増えてきて、京都大賞典もGⅠの前哨戦という感覚がなくなってきましたね。
それこそ昔はスーパークリーク、メジロマックイーンやテイエムオペラオーなど天皇賞秋の前哨戦として秋を始動するという感じでしたが、だいぶ変わってきましたね。
グローリーヴェイズの次走はジャパンカップか香港とのこと
グローリーヴェイズの次走はジャパンカップか香港とのことです。
2019年は京都大賞典の後、香港ヴァーズに出走して、とても強かったですね。
今年も香港に行って連覇に挑戦できれば良いのですが、どうでしょうか?
ジャパンカップの場合も、サートゥルナーリアやワールドプレミアなども予定していますし、今年はメンバーが揃いそうなので、楽しみです。
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