※レース画像をJRA公式ホームページから引用
2020年11月15日、福島競馬場で福島記念(芝2000m)が行われました。
JRA公式の福島記念レース結果
2020年の福島記念を制したのは、バイオスパーク
競走成績:25戦5勝(2020年11月15日現在)
バイオスパークが重賞初制覇となりました。
夏には函館記念で3着に来ており、前走京都大賞典こそ奮いませんでしたが、絶好の舞台である福島2000で見事な競馬でした。
鞍上の池添ジョッキーは、この勝利で全10場で重賞制覇となり、史上6人目の快挙です。
今回は意識して福島に乗りにいったそうなので、本当におめでとうございます。
バイオスパークは2020年に入ってから、オープンに昇格し、その後は中距離では堅実に走っていますね。
今後も、小回り2000や1800では、さらに重賞も勝てるのではないかと思います。
バイオスパークの血統
父:オルフェーヴル
母:ナナヨーティアラ
母の父:マイネルラヴ
血統表は以下の通り。
父はオルフェーヴル。
福島記念はウインブライト(2017年)、スティッフェリオ(2018年)、クレッシェンドラヴ(2019年)とステイゴールド産駒が3連勝中でしたが、2020年もステイゴールド系のオルフェーヴル産駒の勝利となりました。
福島2000は、本当ステイゴールド系に合ってますね。
また、オルフェーヴル自身も5歳の有馬記念で強い勝ち方をしたように、産駒にも成長力が伝わっていて、バイオスパークが5歳で重賞初制覇というのも頷けます。
母ナナヨーティアラは中央で3勝。
母の父はマイネルラヴ。
母の父としては、ドリームバレンチノ(父ロージズインメイ)、ラブカンプー(父ショウナンカンプ)、リンゴアメ(父マツリダゴッホ)などを出していて、主に短距離馬ですが、父によってバイオスパークのように中距離でも走るのですね。
シーキングザゴールド系なので、元々は中距離指向が強いのかもですね。
レース映像
レース映像は以下のJRA公式レース結果のページで確認できます。
馬場:良
天候:晴れ
レース時計:1:59.6
前半1000m:59.6
ラスト4F:48.2
ラスト3F:36.5
前後半600mのラップバランス:35.7 – 36.5
前後半800mのラップバランス:47.6 – 48.2
前後半1000mのラップバランス:59.6 – 60.0(ミドルペース)
レースのポイント
開催3週目で差しも届く馬場となっていました。
バイオスパークは中団から最後は内を突いて伸びました。
本来は外に出したかったのかもですが、ウインイクシードもいたので外へは出せなかったですね。
ただ、みんな外に出したいという意識で内側も空いたので、良かったと思います。
オルフェーヴル産駒(ステイゴールド系)で小回りの内を回るのは合っていたと思います。
2着はヴァンケドミンゴ。
惜しかったですが、最後は外を回した差でしたね。
それにしても福島はよく走ります。
今後も注目ですね。
3着はテリトーリアル。
道中2番手でしたが、3番手以降を離せたのが良かったです。
外差しの馬場でこれだけ粘れるとは驚きでした。
今後も注目したいと思います。
4着はデンコウアンジュ。
外をぶん回して最後は追い上げてきました。
道中は縦長の展開となり、勝ち馬の一列後ろになったことは痛かったですが、それにしても7歳でこれだけ走るとは、すごい馬ですね。
5着はウインイクシード。
良い位置で競馬できましたが、上位の馬は強かったですね。
力は出し切ったと思います。
池添謙一ジョッキーは全10場重賞制覇
池添ジョッキーは1998年デビューで、38勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を受賞。
2002年、桜花賞でアローキャリーに騎乗し、GⅠ初勝利。
2011年には、オルフェーヴルとのコンビで、3冠を達成。
2020年は安田記念の勝利でGⅠは26勝目となりました。
池添ジョッキーは大舞台に強いジョッキーとして知られていて、GⅠもたくさん勝っています。
僕は初めて生で見たGⅠが2003年のスプリンターズステークスで、池添ジョッキーの乗ったデュランダルが勝ったのを見て、とても感動しました。
それ以来、応援しているジョッキーであり、この度、全10場重賞制覇という記録を達成されたのは、本当にすごいことだと思います。
改めて、池添ジョッキーおめでとうございます。
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