【ターコイズステークス 2020】スマイルカナが重賞制覇！中山マイルはよく走る

2020年12月19日、中山競馬場でターコイズステークス（芝1600m）が行われました。
JRA公式のターコイズステークスレース結果

2020年のターコイズステークスを制したのは、スマイルカナ

競走成績：12戦5勝（2020年12月19日現在）

スマイルカナはフェアリーS以来の重賞制覇となりました。

2020年秋は京成杯AHから4戦目で、近3走は2着、10着、2着と勝利から遠ざかっていましたが、ターコイズSで見事に重賞制覇です。

中山1600ｍは、前述のフェアリーS勝ちを含め、ターコイズSの勝利で 3.1.0.0 と圧倒的な好成績を収めています。
ターコイズSも得意の舞台で力を存分に発揮したというところです。

2020年春には桜花賞で3着もありますし、今後マイル路線ではさらに活躍できると思います。
東京では結果を残せていませんが、来年のヴィクトリアマイルにどれだけの状態で挑めるかですね。
富士Sも敗因がはっきりしていますし、来年古馬になって、さらに成長できるか楽しみです。

父：ディープインパクト
母：エーシンクールディ
母の父：Distorted Humor

血統表は以下の通り。

父はディープインパクト。
中山1600ｍも最近ではディープインパクト産駒の活躍がすごいですね。
2014年に馬場の改修があり、それ以降は瞬発力が活かせる馬場になっているようです。

母エーシンクールディは笠松などで、地方重賞を8勝。
母の半弟にエイシンヒカリがいます。

母の父Distorted Humorはアメリカで走って重賞を4勝。
GⅠには手が届かなかったものの、種牡馬になってからGⅠ馬をたくさん出しています。
日本に馴染みのある馬だと、トラヴァーズSを勝ったフラワーアレイ（アイルハヴアナザーの父）がいます。

さらにDistorted Humorは母の父として、アロゲートを出していたり、日本ではスマイルカナの他にモーニンを出しています。

母系はフォーティーナイナー系×ストームキャット×カロで、非常にスピードに優れていそうな血統ですね。

レース映像は以下のJRA公式レース結果のページで確認できます。

天候：曇り
馬場：良
レース時計：1:34.6
前半800m：46.5
ラスト4F：48.1
ラスト3F：36.3
前後半600mのラップバランス：34.5 – 36.3
前後半800mのラップバランス：46.5 – 48.1（ハイペース）

最初の3Fが12.0 – 11.3 – 11.2で3F目の方が早いというラップになりました。

スマイルカナは前2頭をいかせて、3番手から競馬できたのは良かったです。
富士Sでは競りかけられて一緒にいってしまいましたが、今回は抑えて折り合えました。
この辺りは気性面の成長もありそうです。

それにしてもマイルでは走りますね。
今回のような競馬ができれば今後の重賞も楽しみなので、来年のヴィクトリアマイルで期待したいです。

2着はアンドラステ。
スマイルカナの後ろからで、最後は内から差してきましたが届きませんでした。
惜しいレースが続いているが、重賞は勝てそうです。
あと、今回のように休み明けの方が走りますね。

3着はフェアリーポルカ。
中山では重賞を勝っていて得意にしてますし、マイルでも問題ありませんでした。
ペースが流れたので良かったです。
府中牝馬Sでは馬場が悪く走れませんでしたが、良馬場だったら力は出せますね。

4着はシーズンズギフト。
出遅れて最後方からとなってしまい、最内を付きましたが4着まででした。
エピファネイア産駒で気性の激しさがモロに出てしまっていますね。
前走富士Sも掛かってしまっていたので、気性が成長すれば良いのですが。
中山は得意としているだけに残念でした。

5着はビッククインバイオ。
ハイペースで先行でしたが、よく粘りました。
2歳時にも重賞で好走していたように力はありそうですね。
キングズベスト産駒なので、今回のように締まった流れが合いそうです。

2番人気ランブリングアレーは6着。
スタートがあまり良くなく、外枠が仇となりました。
先手が取れれば良かったのですが、マイルではちょっと厳しかったですかね。
1800〜2000の方が良さそうです。

4番人気ドナウデルタは10着。
直線入る手前で前が詰まってしまい、脚をうまく使えませんでした。
東京とか中京、阪神外回りとか広いコースの方が良さそうです。