【ダービー卿チャレンジトロフィー 2021】テルツェットが4連勝で重賞初勝利!瞬発力のある血統で今後も楽しみ

2021ダービー卿チャレンジトロフィー GⅢ

※レース画像をJRA公式ホームページから引用

2021年4月3日、中山競馬場でダービー卿チャレンジトロフィー(芝1600m)が行われました。
JRA公式のダービー卿チャレンジトロフィーレース結果

2021年のダービー卿チャレンジトロフィーを制したのは、テルツェット

競走成績:6戦5勝(2021年4月3日現在)

テルツェットは4連勝で重賞初勝利となりました。

近3走は新潟、東京と、長い直線で上がり3F33秒台という良い末脚を発揮して、強い競馬をしていました。

中山はどうかなと思いましたが、新馬戦勝ちとミモザ賞もウインマリリンの3着と好走していましたし、全然問題なかったですね。

鞍上のデムーロジョッキーは、この勝利でJRA通算1100勝を達成。
レース後のインタビューなど、めっちゃ嬉しそうな姿が印象的でした。

次走は状態次第でヴィクトリアマイルへ向かうようですね。
相手は一気に強くなりますが、東京の長い直線の方がより合っていると思いますし、どういう競馬をするのか楽しみです。

テルツェットの血統

父:ディープインパクト
母:ラッドルチェンド
母の父:Danehill Dancer(デインヒルダンサー)

血統表は以下の通り。

テルツェットの血統
引用元:netkeiba.com

ディープインパクト産駒らしく、瞬発力があって、上がりが速いですね。

母ラッドルチェンドは中央で未勝利の後、大井で1勝。

母の父Danehill Dancerは現役時代、フェニックスステークス、ナショナルステークスとアイルランドの2歳GⅠを勝利。
種牡馬としてはマスタークラフツマンなど多数のGⅠ馬を出していて、2009年には英愛リーディングサイアー。
母の父としてもGⅠ馬を出していますし、日本ではヨカヨカがいます。
デインヒル系のスピード、持続力で、マイル前後を得意にする産駒が多いですね。

2代母がラヴズオンリーミーで、伯父母にラヴズオンリーユーやリアルスティールがいます。

4代母が名牝Miesque(ミエスク)です。

レース映像

テルツェットは9番(黄色の帽子)です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

天候:晴れ
馬場:良
レース時計:1:32.6
ラスト4F:47.0
ラスト3F:35.5
前後半600mのラップバランス:34.3 – 35.5
前後半800mのラップバランス:45.6 – 47.0(ハイペース)

レースのポイント

1着テルツェット

前が引っ張る展開も良く、4コーナーでも手応え良かったです。
母の父がダンチヒ系で、こういう締まった流れも合うんだと思います。

ただ、前述の通り、やっぱりディープインパクト産駒らしく、直線の長いコースの方が良さそうです。

次走は状態次第でヴィクトリアマイルとのことですが、間隔が詰まってきますし、反動が出なければ良いなと思います。

2着カテドラル

一番外を回しましたが、強い競馬でした。
前が流れると良いレースをしますね。

ただ、前走東京新聞杯でも2着に来ましたし、差し脚が安定してきた感じもします。
今年は今後も面白いかもしれません。
田辺ジョッキーとのコンビも合ってそうで、継続して欲しいですね。

3着ボンセルヴィーソ

中山マイルは安定して走りますね。
これだけ走るものもすごいものです。

今年も京成杯オータムハンデで、また好走しそうです。

4着マイスタイル

1年振りのレースで、ペースも速い中、これだけ粘ったのは驚きました。
反動が出やすいタイプだと思うので、そこだけ注意すれば、まだまだ走りそうです。

5着アトミックフォース

最後は他がバテたところを伸びてきました。
4コーナーはテルツェットと同じような位置でしたが、外から被された感じになっちゃいましたね。

休み明けの左回りがベストかなと思っていましたが、東風Sも4着、中山マイルの締まった流れは合っているかもしれません。

2番人気ルフトシュトロームは13着

これだけ走らないのは、精神的な問題なんですかね。
位置取りも問題ないように思いましたが、直線では全く走る気配がありませんでした。
馬込みがダメなんでしょうか?
個人的には東京とか広いコースで見たいなと思っています。

以下、ルメールジョッキーのコメント。

「休み明けで途中までハミを取ってくれませんでした。馬混みを嫌がって反応してくれませんでした」

1番人気スマイルカナは14着

4コーナーでは一杯になってしまいました。
ジョッキーは休み明けが敗因とコメントしていましたが、休み明けでも走りそうですけどね。

馬体重が-10kgだったので、仕上げがうまくいかなかったのかもしれません。
あと、斤量55kgが厳しかったと思います。

以下、柴田大ジョッキーのコメント。

「これだけ休んだことがなかったので、休み明けが敗因です。スムーズに走っていましたが、4コーナーで手応えがなくなってしまいました」

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