【高松宮記念 2021】ダノンスマッシュが悲願の国内GⅠ初制覇!3度目の正直でロードカナロアと父子制覇

2021高松宮記念 GⅠ

※レース画像をJRA公式ホームページから引用

2021年3月28日、中京競馬場で高松宮記念(芝1200m)が行われました。
JRA公式の高松宮記念レース結果

2021年の高松宮記念を制したのは、ダノンスマッシュ

競走成績:24戦11勝(2021年3月28日現在)

ダノンスマッシュは悲願の国内GⅠ初制覇となりました。

高松宮記念は3度目の挑戦で、2019年4着(1番人気)、2020年10着(3番人気)と、前2年は人気を裏切る結果になっていました。

スプリンターズステークスも、2019年3着(1番人気)、2020年2着(3番人気)と、あと一歩勝利には届いていませんでした。

これまでは前哨戦を勝っても本番で人気を裏切るというのも続いていましたが、昨年の香港で念願のGⅠ制覇。
そして、前走香港スプリントに続いて、今回も強い競馬を見せました。

今のスプリント路線の代表馬といえばダノンスマッシュだと思うので、この勝利は嬉しいですね。

次走は、再度香港遠征を考えているようなので、次走も期待したいです。

ダノンスマッシュの血統

父:ロードカナロア
母:スピニングワイルドキャット
母の父:ハードスパン

血統表は以下の通り。

ダノンスマッシュの血統
引用元:netkeiba.com

父ロードカナロアも高松宮記念を勝っていて、親子制覇となりました。
厩舎も同じ安田隆行厩舎です。

ロードカナロア産駒は、アーモンドアイやサートゥルナーリアのように中距離をこなす馬もいますが、本質はやはりスプリントが一番強いかなと思います。

母スピニングワイルドキャットはアメリカで1勝。

母の父ハードスパンは現役時代にはキングスビショップステークスを勝ち、ケンタッキーダービーやBCクラシックでも2着に入っています。
種牡馬としてはアメリカでGⅠ馬も出していますし、日本ではサマリーズやメイケイダイハードが活躍しています。

2代母ハリウッドワイルドキャットは1993年のBCディスタフなどを制して、エクリプス賞最優秀3歳牝馬に選ばれています。

レース映像

ダノンスマッシュは14番(橙色の帽子)です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

天候:雨
馬場:重
レース時計:1:09.2
ラスト4F:46.3
ラスト3F:35.1
前後半600mのラップバランス:34.1 – 35.1
前後半800mのラップバランス:45.6 – 46.3(ハイペース)

当日は昼ごろから雨が降り続いて、馬場が重くなりました。

レースのポイント

1着ダノンスマッシュ

ちょっと後ろ過ぎるかと思いましたが、よく届きました。

重馬場は決して得意ではないと思いますが、よく走ったと思います。
外枠からでもあの位置から差しきれるのは、川田ジョッキーが上手く乗りました。

直線は前が空くと伸びが良く、最後は併せる形になって良かったですね。

今まで前哨戦を勝って本番で負けるというのは、反動が出ていたと思います。
今回は香港スプリント以来のぶっつけで休み明けだったので、それがちょうど良かったですね。

今後も休み明けで出走してきて欲しいです。

2着レシステンシア

外枠からでずっと外を回っていたので厳しかったですが、よく2着まで来ました。
浜中ジョッキーもテン乗りで急に乗ることになりましたが、上手く乗ったと思います。

前を見る位置で競馬できたのは良かったです。
元々スピードがある馬なので、1200mでも問題なさそうですね。

あと、桜花賞で好走していましたが、重馬場はあまり得意ではないと思います。
馬格があってパワーがあるので、こなしてるって感じですかね。
スピードがあるので、時計が出る馬場の方が良かったですね。

次走は香港の可能性もあったようですが、どうやらヴィクトリアマイルに向かうようです。

3着インディチャンプ

内を突いて伸びてきました。
1200mのスピードにも対応できたのは良かったです。

前哨戦で勝てなくても本番でこそ強いタイプですかね。
ソラを使ったりするので、周りが強ければ強いほど、っていうタイプみたいですね。
重馬場じゃなければ勝てたかもです。

次走は安田記念みたいですね。

4着トゥラヴェスーラ

ダノンスマッシュと同じような位置で直線入る時の位置の差って感じですね。
展開がちょっと変わったりすればチャンスもあったような感じで、運がなかったですかね。

鞍上の鮫島ジョッキーは道悪が上手いと思います。
道悪の時のコース取りなど、今回は上手く乗っていましたね。

5着モズスーパーフレア

よく粘りましたね。
シルクロードステークスでは内を空けていたが、やっぱりラチぴったりで走る方が良さそうです。

2020年こそ重馬場で勝ちましたが、やっぱりスピードの出る馬場で見たかったですね。

5番人気ラウダシオンは14着

1200mもこなせると思いましたが、重馬場が痛かったですね。
一番強かったと思うのが、やっぱりNHKマイルカップですし、春の東京競馬場のような高速馬場が合いそうです。

4番人気ライトオンキューは17着

僕は一番期待していたのですが、直線はどこにいたのか分からないほどでした。
17着とは負けすぎだなと思いましたが、鼻出血だったようです。

次走立て直して、とも思いますが、なんかGⅠを取るような格が無いようにも思えます。
GⅢ、GⅡで好走してもGⅠで全くダメという馬がいますが、同じタイプかもですね。

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