※レース画像をJRA公式ホームページから引用
2020年12月26日、中山競馬場でホープフルステークス(芝2000m)が行われました。
JRA公式のホープフルステークスレース結果
2020年のホープフルステークスを制したのは、ダノンザキッド
競走成績:3戦3勝(2020年12月26日現在)
ダノンザキッドは3連勝でGⅠ制覇となりました。
前走東京スポーツ杯2歳Sでは強い競馬を見せていたものの、折り合いなどたくさん課題がある感じでしたし、ホープフルSの小回りコーナー4回というのも初ということで、どこまで力を発揮できるかと見ていました。
今回もスムーズなレース運びとはいかなかったですが、それでも直線は押し切って勝ち切り、非常に強いところを見せつけました。
鞍上の川田ジョッキーは師匠、安田隆行調教師とのコンビではGⅠ初勝利ということで、涙ながらの勝利ジョッキーインタビューで、感動するインタビューでした。
オーナーのダノックスの馬でも、最近も記憶に新しいですが、ダノンスマッシュとのコンビでGⅠ勝利まであと一歩というところが続いていたので、この勝利は非常に嬉しい勝利だったのだと思います。
2019年のコントレイルと同じ道を辿っているということで、来年のクラシックに向けて、ここからどう成長していくか楽しみですね。
ダノンザキッドの血統
父:ジャスタウェイ
母:エピックラヴ
母の父:Dansili(ダンシリ)
血統表は以下の通り。
ジャスタウェイ産駒はGⅠ初勝利となりました。
ハーツクライ系は古馬になってから力を付ける馬が多いので、ダノンザキッドも古馬になってからが本格化かなと考えていましたが、2歳からこれだけ活躍できると、今後が一層楽しみです。
ダノンザキッドの血統については、東京スポーツ杯2歳Sの記事もご覧ください。
レース映像
ダノンザキッドは10番(緑色の帽子)です。
天候:晴れ
馬場:良
レース時計:2:02.8
前半1000m:61.9
ラスト4F:49.0
ラスト3F:36.8
前後半600mのラップバランス:37.2 – 36.8
前後半800mのラップバランス:49.9 – 49.0
前後半1000mのラップバランス:61.9 – 60.9(スローペース)
中山競馬場は時計が掛かる馬場になっていました。
ダノンザキッドは好スタートから前目に付けられましたね。
道中はバニシングポイントが外から上がってきた時に一緒に行きかけたり、ちょっと力んで走っているように感じられ、ちょっとスムーズでは無かったですかね。
4コーナー手前でも結構追っていたので、手応えもあまり良くなかったです。
直線の入り口では外から先頭に並びかけるか、というところでした。
ダノンザキッドは以下、赤矢印で示した、緑色の帽子です。
ダノンザキッドは直線入り口先頭から、そのまま押し切りました。
以下が最後の直線入り口からのレース映像です。
レースのポイント
1着ダノンザキッド
ダノンザキッドはとにかく強かったです。
特に、ランドオブリバティが逸走した時に、外に振られてしまい、外々を回ったのに直線は押し切ってしまうというのは、特に強さを感じました。
今回のようなレース運びだと、最後は止まってしまいそうですけど、最後は力強さを感じました。
東京でも好走、中山でも好走と、来年がクラシックも楽しみな結果になりました。
2着オーソクレース
4コーナー手前で結構追っていたので、手応えは怪しかったですが、最後はよく頑張っていたと思います。
ランドオブリバティの逸走で、ちょっとブレーキが掛かったようですね。
そこから巻き返して2着まで来たのは地力かなと思います。
距離は延びて良さそうですね。
エピファネイアとマリアライトの子という超良血なので、クラシックも頑張って欲しいです。
3着ヨーホーレイク
スタートでちょっと遅れてしまいました。
上がり最速で追い込んできましたが、スローペースで前も止まらなかったですね。
兄弟はたくさん走っていますが、どの産駒も2歳〜3歳前半が一番走るという結果になっていて、血統的にはこれ以上上積みが無さそうなので、今後はどうかなというところです。
4着タイトルホルダー
タイトルホルダーもランドオブリバティの逸走で、外に振られてしまいましたね。
前走の東京よりは中山の方が合ってそうで、不利があったこと以外は良い競馬だったと思います。
皐月賞ではまた期待したいです。
5着シュヴァリエローズ
良い脚を使っていますが、後ろ過ぎました。
1コーナーでは前目に付けれそうでしたが、外枠は厳しかったですね。
瞬発力を活かせる方が良いと思うので、東京で走る時に期待したいです。
2番人気ランドオブリバティは競走中止
逸走で競走中止となりました。
スタートでヨーホーレイクとぶつかった影響か、1コーナーまでにちょっと掛かったような感じでした。
コーナーの途中で手前が替わってしまったようです。
芙蓉S勝ちなど、中山適性はありそうだったので残念でした。
12月27日から1月17日まで出走停止で、停止期間の満了後に平地調教再審査となるようです。
ここから立て直すのは簡単ではないと思いますが、また期待したいです。
注目馬はアオイショー7着
アオイショーは後ろから大外ぶん回して上がり最速で7着でした。
キャリアもまだ浅いですし、大外でこれだけ追い込んできていれば、今後注目したいです。
ダノンザキッドは来年のクラシックでも楽しみ
ダノンザキッドは中山2000でも強い競馬をして、来年が楽しみですね。
次走は前哨戦かクラシック直行か分かりませんが、まず同じ舞台の皐月賞は期待できますね。
ダノンザキッドは新馬戦で見た時から、強すぎるなと思っていたので、来年のクラシックも頑張って欲しいです。
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