※レース画像をJRA公式ホームページから引用
2021年5月2日、阪神競馬場で天皇賞春(芝3200m)が行われました。
JRA公式の天皇賞春レース結果
※2021年の天皇賞春は京都競馬場の改修工事の影響で、阪神競馬場で行われました。
2021年の天皇賞春を制したのは、ワールドプレミア
競走成績:11戦4勝(2021年5月2日現在)
ワールドプレミアはGⅠ2勝目となりました。
3歳時は菊花賞を制すと、有馬記念でも3着。
4歳は体調が整わず春は全休。
秋はジャパンカップ6着、有馬記念5着と、調子も戻りきってないと思われる中、なかなか良いレースをしていました。
前走、日経賞は3着。
天皇賞春は阪神開催となり、京都ならチャンスあるかなと思っていましたが、終わってみれば菊花賞馬はやっぱり強いなという感じです。
ステイヤーという感じではないですが、中距離馬の中でもスタミナがありますね。
次走はどこに向かうか分かりませんが、宝塚記念とかも面白そうです。
ワールドプレミアの血統
父:ディープインパクト
母:マンデラ
母の父:Acatenango
血統表は以下の通り。
父はディープインパクトですが、母系がドイツ血統でスタミナがありますね。
母マンデラは海外で3勝。
2003年のドイツオークスで3着などがあります。
母の父Acatenangoは、ドイツでは無敵でドイツダービーやバーデン大賞勝ちなど。
1986年にはサンクルー大賞を勝ち、凱旋門賞にも挑戦(7着)。
引退後はドイツのリーディングサイアーを5回獲得、代表産駒にランド、ボルジアなどがいます。
全兄にワールドエース、半弟にヴェルトライゼンデ(父ドリームジャーニー)がいます。
ワールドプレミアはどちらともタイプが違う感じですかね。
叔父にイスパーン賞、プリンスオブウェールズステークス、ジャックルマロワ賞を勝ったマンデュロがいます。
レース映像
ワールドプレミアは1番(白色の帽子)です。
天候:晴
馬場:良
レース時計:3:14.7
ラスト4F:49.3
ラスト3F:37.4
前後半600mのラップバランス:35.8 – 37.4
前後半800mのラップバランス:47.7 – 49.3
前後半1000mのラップバランス:59.8 – 61.3(ハイペース)
1着ワールドプレミア 3番人気
2周目、向こう正面で外に出しました。
ここはウインマリリンが上がってきていたので、絶妙のタイミングで外に出しました。
そのまま3〜4コーナーを回って、直線入り口では絶好の位置でした。
これはインタビューで福永ジョッキーが言っていた通りでしたね。
今開催の阪神は時計が出る馬場になっていて、開催が進んでも変わりませんでした。
これはワールドプレミアにとっては良かったですね。
上がりが掛かってスタミナ勝負になったのも良かったと思います。
今後は瞬発力勝負だと厳しそうですが、宝塚記念や有馬記念など、上がりが掛かってくるようなレースはまた走りそうです。
2着ディープボンド 1番人気
終始外回ったのがちょっと痛かったですね。
阪神3200mは京都から変わってどういう傾向になるかなと思いましたが、枠の影響は結構大きそうです。
早めに動いてカレンブーケドールを交わしたところまで良かったのですが、これは仕方ないですね。
全体を見れば良いレースでした。
時計はもうちょい掛かった方が良かったですかね。
2022年の天皇賞春も、もう一度阪神だと思いますし、来年もう1回期待したいです。
3着カレンブーケドール 4番人気
ずっと内でじっとしていて、直線入り口で早め先頭でした。
枠を活かして、完璧なレース運びだったと思います。
京都だったら勝ちまであったかもしれません。
まさか3着までに入るとは、という感じです。
時計が出る馬場は良かったですかね。
阪神3200mでこれだけの競馬ができるとは、本当にすごい馬です。
さすがに今回は疲れたと思うので、じっくり休んでまた頑張って欲しいです。
4着アリストテレス 2番人気
序盤はちょっと掛かり気味だったですかね。
ルメールジョッキーもコメントしていましたが、距離がちょっと長そうです。
京都ならもうちょい良かったかもしれません。
バレークイーン牝系ということで、リンカーンみたいに勝ちきれないという感じになってしまいそうですね。
現状だと瞬発力勝負だと厳しく、長い距離でも厳しく、ちょっと適条件が分からないですね。
5着ウインマリリン 8番人気
ウインマリリンも外枠は厳しく、終始外を回ることになってしまいました。
その中での5着はすごいと思います。
やっぱり立ち回りが上手いですね。
今年もエリザベス女王杯は阪神ですし、中山、阪神内回りなどでは安定して走りそうです。
6着ディアスティマ 7番人気
急遽、乗り替わりはちょっと痛かったですね。
北村友一ジョッキーは、パフォーマプロミス、スティッフェリオと2年連続で好走していたので、逃げたら面白いと思っていました。
松籟ステークスを勝っていましたが、以下のようにGⅠだとやっぱり厳しいラップになりました。
天皇賞春:12.8 – 11.3 – 11.7 – 11.9 – 12.1 – 11.9 – 11.8 – 12.1 – 13.1 – 12.6 – 12.1 – 12.0 – 11.9 – 12.1 – 12.3 – 13.0
松籟ステークス:12.9 – 11.1 – 11.1 – 11.9 – 12.4 – 12.4 – 12.3 – 12.5 – 13.5 – 13.0 – 11.9 – 11.9 – 11.9 – 12.0 – 11.5 – 12.6
松籟ステークスでは、道中最遅が13.5まで落ちて、だいぶ息を入れられたと思いますが、GⅠだと同じようにはいかないですね。
その中でもこれだけ粘れたので、今後も注目したいと思います。
7着ユーキャンスマイル 5番人気
去年みたいな前目で積極的な競馬が見たかったです。
阪神大賞典くらいだと、あの位置からでも差してこれますが、3200mでみんなバテるような展開だと、こうなってしまうと思います。
10着オーソリティ 6番人気
初輸送でちょっとテンションが高かったですかね。
広いコースが合ってると思うので、京都だったら面白かったと思います。
秋の東京に期待ですかね。
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