【安田記念 2021】ダノンキングリーがGⅠ初制覇!中距離向きの瞬発力勝負で、鋭い末脚を発揮して差し切り

2021安田記念 GⅠ

※レース画像をJRA公式ホームページから引用

2021年6月6日、東京競馬場で安田記念(芝1600m)が行われました。
JRA公式の安田記念レース結果

2021年の安田記念を制したのは、ダノンキングリー

競走成績:12戦6勝(2021年6月6日現在)

ダノンキングリーがGⅠ初勝利となりました。

デビューから3連勝で共同通信杯を勝つと、皐月賞3着、ダービー2着とクラシック戦線でも活躍しました。

3歳秋は毎日王冠で強い勝ち方をすると、マイルチャンピオンシップで5着。
4歳は中山記念を勝つと大阪杯で3着。
GⅠでは惜しいレースが続いていました。

4歳夏以降は安田記念7着、天皇賞秋12着と完敗が続き、今回5歳の安田記念は天皇賞秋以来のレースとなりました。

同じ東京ということで、毎日王冠を勝った時の勝ちっぷりを思い出しました。

ダノンキングリーにとってはペースも合っていて、鋭い末脚を発揮するには、ぴったりの舞台でしたかね。

皐月賞やダービーなど、惜しいレースをしていたので、この勝利は嬉しいですね。
5歳ですが、まだ12戦しか走ってなく、今後もまだまだ活躍できそうですね。

放牧に出たそうなので、秋にまた期待したいと思います。

ダノンキングリーの血統

父:ディープインパクト
母:マイグッドネス
母の父:Storm Cat

血統表は以下の通り。

ダノンキングリーの血統
引用元:netkeiba.com

ディープインパクト×ストームキャットという配合は活躍馬が多いですね。
アユサン、キズナ、ラキシス、サトノアラジン、エイシンヒカリ、リアルスティール、ラヴズオンリーユーなど。

母マイグッドネスはアメリカで1勝。

半兄にダノンレジェンド(父Macho Uno)がいます。

2代母Caressingは、BCジュヴェナイルフィリーズ勝ち。
叔父にWest Coast(トラヴァースステークス勝ちなど)がいます。

レース映像

ダノンキングリーは11番(橙色の帽子)です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

天候:曇
馬場:良
レース時計:1:31.7
ラスト4F:45.3
ラスト3F:33.9
前後半600mのラップバランス:34.9 – 33.9
前後半800mのラップバランス:46.4 – 45.3(スローペース)

1着ダノンキングリー 8番人気

スローで中距離のような瞬発力を活かす流れになったのが良かったと思います。
前半800mが46.4と、安田記念にしては遅い流れになり、46秒台になるとは思わなかったですね。
毎日王冠の時と同じように、溜める展開になると強いんですかね。

母系はダート血統ですし、半兄ダノンレジェンド含め兄弟はダート短距離血統なので、スプリント適性があると思いますが、中距離だと長く、スローのマイルが良いんですかね。

あと、専門家によると、調教も良かったみたいですね。

2着グランアレグリア 1番人気

行きっぷりがあまり良くなかったですね。
スタートもいまいちで、向こう正面でダノンキングリーに入られてしまい、ポジションが下がってしまいました。

道中は包まれて上がっていけず、かなり後ろからの追い込みでしたが、直線は馬群を割って伸びてきて、さすがにポテンシャルは高いですね。
改めて負けて強し、という感じです。

やっぱり中2週というのは厳しかったですかね。
2020年のアーモンドアイも同じローテーションで勝てませんでした。

またゆっくり休んで、天皇賞秋で期待したいです。

3着シュネルマイスター 4番人気

切れ勝負はちょっと分が悪かったですが、よく3着まで来ましたね。
もうちょっと流れていれば勝ったかもしれません。

斤量が軽いというのはあるにしろ、安田記念でこれだけ走れるのはすごいですね。

今年のNHKマイルカップはレベルが高いと思います。

4着インディチャンプ 2番人気

追い出しを待ちましたが、最後まで粘れずでした。
もうちょい内枠でラチを頼れたら変わったかもしれないですね。

さすがに安田記念で3年連続馬券に絡むというのは難しいことなんですね。

秋は出走予定が分かりませんが、スプリンターズステークスに出てきて欲しいです。

5着トーラスジェミニ 13番人気

中距離よりの展開になって、しぶとさを活かせた感じですかね。
ここまで展開が落ち着くとは予想できませんでした。

7着サリオス 3番人気

グランアレグリアが内に入ってきて、不利はあったが、思ったほど伸びずでした。

ハーツクライ産駒で2歳から走る馬は、2歳時は能力の違いで勝ちきれるが、3歳くらいから勝てなくなるという馬も多いですね。

ハーツクライ産駒は成長と共に、トモが発達してくる馬が多いようです。

姉サラキアのように、もうちょい後で良くなっていきそうです。
松山ジョッキーも以下のコメントをしていました。

スタートでトモの踏ん張りがきかず、体がついてこなくて取りたいポジションが取れませんでした。

10着ケイデンスコール 5番人気

中距離の切れ勝負はきつかったですね。
もうちょい流れていれば良かったかもしれません。

斤量が58kgだったのも影響したのかもしれません。

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