【ジャパンカップ 2020】アーモンドアイが有終の美!中3週でも強すぎる競馬

2020ジャパンカップ GⅠ

※レース画像をJRA公式ホームページから引用

2020年11月29日、東京競馬場でジャパンカップ(芝2400m)が行われました。
JRA公式のジャパンカップレース結果

2020年のジャパンカップを制したのは、アーモンドアイ

競走成績:15戦11勝(2020年11月29日現在)

アーモンドアイは天皇賞秋に続いて、GⅠ9勝目となりました。
レース前には、ジャパンカップで引退ということを表明していて、有終の美を飾りました。

ジャパンカップは3歳時にも勝っていますが、こうやってマイルから東京2400までこなして、ドバイでも勝って、アーモンドアイは本当に強い馬ですね。

アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトと、3頭の3冠馬が集まり、世紀の一戦として注目されたジャパンカップ。
それぞれの陣営の意地と意地のぶつかり合いで、今後生きている間に同じようなレースが見れるかというくらいの豪華なレースになりました。

レース自体も最後は激戦で、競馬って本当に楽しいものだな、と改めて感じる素晴らしいレースでした。
リアルタイムでこういうレースを見れて本当に良かったです。

アーモンドアイの血統

父:ロードカナロア
母:フサイチパンドラ
母の父:サンデーサイレンス

血統表は以下の通り。

アーモンドアイの血統
引用元:netkeiba.com

アーモンドアイの血統については天皇賞秋の記事もご覧ください。

レース映像

アーモンドアイは2番(黒色の帽子)です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

天候:曇り
馬場:良
レース時計:2:23.0
前半1000m:61.5
ラスト4F:49.9
ラスト3F:37.8
前後半600mのラップバランス:35.3 – 37.8
前後半800mのラップバランス:46.6 – 49.9
前後半1000mのラップバランス:57.7 – 61.8
前後半1200mのラップバランス:69.4 – 73.6(ハイペース)

アーモンドアイは好スタートを切って、道中は4、5番手に付けます。

キセキの大逃げで差がめちゃくちゃありましたが、4コーナー手前では、手応え抜群でした。
アーモンドアイは以下、赤矢印で示した、黒色の帽子です。

こうやって見ると、キセキとの差はすごいですね。
でも、アーモンドアイは絶好の位置で、前のグローリーヴェイズのすぐ後ろ、コントレイルとデアリングタクトもまだ中段というところでした。

以下が最後の直線入り口からのレース映像です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

レースのポイント

アーモンドアイは好スタートを切れたことが最大の決め手になりましたね。

安田記念では中2週も影響したのか、出遅れてしまい勝つことができませんでした。
僕も、唯一の懸念が中3週というところだったのでどうかな?と思いましたが、パドックでも返し馬でも、めちゃくちゃ落ち着いていました。

アーモンドアイは賢い馬だと言われるのですが、間隔の詰まったレースというのも学習したりするんですかね。
こういったところも古馬の経験の差かなと感じました。

2着はコントレイル。
今回は行きっぷりがあまり良くなかったですかね。
1コーナーではデアリングタクトよりも後ろになってしまい、想定よりも後ろの位置取りでした。

やっぱり菊花賞の疲れですかね。
1週前の調教でも併せ馬で遅れたり、最終追い切りではすごく変わったとコメントされていましたが、菊花賞であのレースをした後は厳しかったですね。
その中でも最後は上がり最速で追い込んできて、負けてなお強しという感じです。
来年、古馬になってから、どういうレースを使うのか楽しみですね。

3着はデアリングタクト。
内枠だったのがちょっと不安でしたが、ペースが流れたので良かったかなと思います。
直線入るところでは中団でしたが、直線入るまでにもうちょっと差を詰められればという感じですかね。
ただ、東京2400に変わって良いところを見せましたし、エピファネイア産駒なので、古馬になってからの方が楽しみかなと思っています。
デアリングタクトも負けてなお強しという感じでした。

4着はカレンブーケドール。
道中はデアリングタクトの後ろでしたが、残り800mくらいから早めに上がっていって、直線入るところではコントレイル、デアリングタクトの1列前の位置でした。
2019年も良い競馬をしましたが、2020年も惜しいレースでした。
カレンブーケドールは津村ジョッキーとのコンビでぜひGⅠを勝って欲しいなと思っているので、今後も頑張って欲しいです。

5着はグローリーヴェイズ。
直線入るところでは2番手で、勝負にいって良いレース振りでした。
距離ロスも無かったが、さすがに上位が強かったですね。

上位以外では、ワールドプレミアの6着が驚きでした。
休み明けということもあり、テンションがかなり高く、イレ込んでいましたが良い走りでしたね。
(イレ込みはいつも通りと言えばいつも通り?)
東京も合っているんだと思います。
有馬記念は出るんですかね?
ぜひ出て欲しいところです。

大逃げのキセキは8着。
残り100m手前で交わされてしまいました。
2F目から残り600mまでずっと11秒台で、かなりきついペースでしたね。
でも、2018年のジャパンカップもそうだったように、こうやって自分のペースで作れると強いですよね。

浜中ジョッキーによると、1コーナーから掛かっていたようですね。
スタートも出るようになってきたので、また頑張って欲しいです。

アーモンドアイはエピファネイアとの種付けを考えている?

アーモンドアイは引退で繁殖入りとなります。

レース後には、エピファネイアとの種付けの話が出てきました。
netkeibaさんのTwitterで仮想血統表が流れてきました。

これはすごい血統ですね。
Best in Show、Sex Appealの牝系に、エピファネイア×ロードカナロア×サンデーサイレンス×Nureyev(ヌレイエフ)となります。

Sex Appealの牝系は活躍馬をたくさん出していて、トライマイベスト(ラストタイクーンの父)、エルグランセニョール、そしてアーモンドアイなどを出しています。

そして、Best in Showまで辿ると、スピニングワールドなんかも出ています。

これだけすごい牝系でありながら、上述の通り、配合されている種牡馬も名馬ばかり。

エピファネイアを付けることで、サンデーサイレンスの4×3のクロスも発生したりと、夢が広がる配合ですね。

ジャパンカップの興奮は冷めませんが、アーモンドアイ産駒をレースで見るのも、今からすごく楽しみです。

改めて、アーモンドアイお疲れ様でした。

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