【中山金杯 2021】ヒシイグアスが3連勝で重賞初制覇!5歳になってハーツクライ産駒の成長力は花開くか?

2021中山金杯 GⅢ

※レース画像をJRA公式ホームページから引用

2021年1月5日、中山競馬場で中山金杯(芝2000m)が行われました。
JRA公式の中山金杯レース結果

2021年の中山金杯を制したのは、ヒシイグアス

競走成績:10戦5勝(2021年1月5日現在)

ヒシイグアスは重賞初制覇となりました。

元々、3歳時にはスプリングSは3番人気(5着)、ラジオNIKKEI賞は1番人気(9着)と、クラシック戦線でも期待されていた馬でしたが、5歳になって重賞初制覇です。

5歳になりましたが、まだキャリアは10戦目。
休み明けでレースに出走したことも何度かあり、まだまだこれからの馬という感じです。

父がハーツクライなので成長力もありそうですし、2021年は楽しみが広がります。

また、鞍上の松山ジョッキーは2年連続金杯制覇で今年も楽しみですね。

ヒシイグアスの血統

父:ハーツクライ
母:ラリズ
母の父:Bernstein(バーンスタイン)(ストームキャット系)

血統表は以下の通り。

ヒシイグアスの血統
引用元:netkeiba.com

父はハーツクライ。
成長力がありそうなので、ヒシイグアスも楽しみですね。

母ラリズはアルゼンチンで9勝、1000mの重賞を勝っています。

母の父Bernsteinは、アイルランドを中心に4勝、1200m、1400mの重賞を勝っています。
アルゼンチンではリーディングサイアーも獲得。
日本では朝日杯フューチュリティステークスを勝ったゴスホークケンの父です。

ヒシイグアスの血統を見ると、ヘイローの3×5のクロスが特徴的かと思います。
母系からもスピードを取り入れて、瞬発力に優れていそうですね。

レース映像

ヒシイグアスは9番(黄色の帽子)です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

天候:曇り
馬場:良
レース時計:2:00.9
前半800m:45.4
ラスト4F:46.8
ラスト3F:35.0
前後半600mのラップバランス:37.0 – 35.0
前後半800mのラップバランス:49.4 – 46.8
前後半1000mのラップバランス:62.0 – 58.9(スローペース)

レースのポイント

1着ヒシイグアス

ヒシイグアスは良い位置が取れましたが、道中はスムーズさを欠いた場面も見られました。
周りからのプレッシャーがすごかったようですね。

それにしても昇級でいきなり重賞制覇とは、着差以上に強い勝ち方でした。

前2走で見せていたように東京の瞬発力勝負が得意で、中山は決して向かない舞台だと思うのですが、力が違いましたかね。

次走はどこに向かうのか分かりませんが、さらに重賞も勝てそうな感じです。

2着ココロノトウダイ

内枠を活かして、内から上手くさばけました。
そして、今の時計が掛かる中山の馬場が合ってましたね。

もうちょっとペースが流れて、上がりが掛かれば勝てたかもしれないです。
それでも溜める競馬ができたのは良かったと思います。

前走福島も強い競馬でしたが、小回りは得意ですね。
フェアリードール牝系なので、今後も楽しみです。

3着ウインイクシード

2020年も2着でしたが、今年も惜しい競馬でした。

外枠でしたが、うまく前に付けられましたね。
小回り2000は得意舞台だと思うので、今後も同条件では注目したいです。

4着ロザムール

スローペースの逃げに持ち込んで、うまく逃げ粘りました。

勝ちきれないことも多そうですが、今回のように時計が掛かる馬場だと、再度同じような展開になるレースもありそうなので、今後も注目したいと思います。

5着アールスター

後ろからでしたが、良い脚で追い込んできました。

今回はちょっとハンデが重いかなと思いましたが、よく走りました。
2020年は小倉記念で一発ありましたが、今年も小回り2000なら一発ありそうです。

3番人気テリトーリアルは6着

2020年は3着で、今年は内枠で一番狙えるかなと思いましたが、残念でした。

もうちょっとペースが流れて欲しかったですね。
中日新聞杯もそうでしたが、使える脚に限界がありますね。

4番人気ヴァンケドミンゴは11着

前目に付けましたが、溜める競馬の方が良さそうです。
酒井ジョッキーで結果を出していましたが、乗り替わりも合わなかったのかもしれません。

2番人気ディープボンドは14着

叩いて上昇するタイプだと思うので、休み明けは厳しかったですね。
あと、有馬記念に向けて仕上げてたと思うので、除外を意識していたとは思いますが、次に期待したいと思います。

注目馬は7着シークレットラン

大外ぶん回して追い込んで来ていました。
今回はスローペースで完全に展開が向かない中でもこれだけ追い込んできていれば、次も期待できそうです。

注目馬は10着バイオスパーク

条件が色々向かなかったですね。
外枠と、斤量もちょっと重く、なかなか上手くいかなかったです。

直線はココロノトウダイに前に入られてしまったのと、坂が無い方が良さそうです。
福島記念を勝ったように、坂が緩やかな福島か、平坦小回り2000で、また期待したいです。

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