【NHKマイルカップ 2021】シュネルマイスターがGⅠ初制覇!キングマン産駒でマイルでは強い

2021NHKマイルカップ GⅠ

※レース画像をJRA公式ホームページから引用

2021年5月9日、東京競馬場でNHKマイルカップ(芝1600m)が行われました。
JRA公式のNHKマイルカップレース結果

2021年のNHKマイルカップを制したのは、シュネルマイスター

競走成績:4戦3勝(2021年5月9日現在)

シュネルマイスターがGⅠ制覇となりました。

前走、弥生賞ディープインパクト記念では2着に入り、皐月賞の権利を取るも、回避してここに照準を合わせてきました。

弥生賞ディープインパクト記念の走りを見ると、やっぱりマイルが合いそうだと思いましたが、この時期の高速馬場がどうかなと思っていました。

終わってみれば恐れ入りました、という感じですね。
欧州の血統で、これだけ高速馬場に対応できるとは思いませんでした。
本当に強い馬ですね。

ドイツ産馬のGⅠ勝ちは、ランド以来だそうですね。

今後は秋に備えるようです。
GⅠを勝ちましたが、まだまだこれから良くなりそうな感じなので、また出てくる時が楽しみです。

シュネルマイスターの血統

父:Kingman(キングマン)
母:セリエンホルデ
母の父:Soldier Hollow(サドラーズウェルズ系)

血統表は以下の通り。

シュネルマイスターの血統
引用元:netkeiba.com

父はキングマン。
現役時代は、2014年のアイリッシュ2000ギニー、セントジェームズパレスステークス、サセックスステークス、ジャック・ル・マロワ賞とGⅠを4勝。
カルティエ賞最優秀3歳牡馬及び年度代表馬に選ばれました。

種牡馬としては、2020年のイスパーン賞、ムーランドロンシャン賞を勝って、凱旋門賞でも3着だったペルシアンキング。
2020年のセントジェームズパレスステークス、ジャックルマロワ賞を勝ったパレスピアなど。
日本ではチューリップ賞を勝ったエリザベスタワーがいます。

キングマン産駒というのは、欧州でも実績を出していますし、日本でも実績を出して、戦歴だけじゃなくて種牡馬の成績も上がっていきそうです。

母セリエンホルデは2016年ドイツオークス勝ち。

母の父Soldier Hollowは、現役時代はイタリアとドイツでGⅠ勝ち。
種牡馬としても母セリエンホルデ以外にもGⅠ馬を出しています。

3代母Saldeの牝系からは、サラキア&サリオス兄弟も出ています。

レース映像

シュネルマイスターは15番(橙色の帽子)です。

引用元:JRA公式YouTubeチャンネル

天候:晴
馬場:良
レース時計:1:31.6
ラスト4F:46.3
ラスト3F:34.7
前後半600mのラップバランス:33.7 – 34.7
前後半800mのラップバランス:45.3 – 46.3(ミドルペース)

1着シュネルマイスター 2番人気

中団から長く良い脚を使いました。

4コーナーでは手応えが怪しいくらいでしたが、最後はエンジンが掛かって残り200mくらいからの脚がすごかったです。

前述の通り、高速馬場も問題なかったですね。

欧州血統なので3歳春よりは、これからの方が成長力がありそうですし、秋以降は古馬との戦いになりますが、マイルであれば好勝負できそうです。

2着ソングライン 7番人気

桜花賞では大きな不利がありましたが、不利がなくてもそこまで走れなかったのでは?と軽視していました。

切れる脚を使いましたが、結果的に早く抜け出したのが仇となった感じですね。
最後はちょっとよれて、手前を変えたところ、最後まで粘れなかったです。

キズナ産駒の牝馬というのはスピードがありますね。
牝系はディアドラとかも出ている血統なので、距離が延びても2000mくらいはこなせるんじゃないかと思います。

3着グレナディアガーズ 1番人気

東京マイルの持続の流れで高速馬場ならグレナディアガーズかなと思っていました。

レース前は発汗が目立っていました。

直線入り口では先頭に並びかける勢いで、外に出して他馬から離れた位置でした。
馬場の良いところを選んで走ったみたいですね。

勝ちにいって良いレース振りでしたが、先行馬には厳しい展開でしたかね。
頑張った3着だと思います。

4着リッケンバッカー 11番人気

道中はスピードについていけず、かなり後ろからになりましたが、上がり最速で追い込んできました。
こういうスピード勝負が得意なんですかね。

上位3頭とはちょっと差がありましたが、今後も時計が出る馬場では走ってきそうです。

5着ロードマックス 15番人気

切れる脚がありますね。
折り合えれば、という感じですが、難しい馬です。

東京の軽い馬場は良さそうです。

6着タイムトゥヘヴン 8番人気

東京に変わったのは良さそうでしたし、前走は外枠がきつかったので、期待していました。

直線ではグレナディアガーズが内に来たので外に切り替えようとしましたが、ソングラインの方が勢いがあり、前がふさがってしまいましたね。

このロスは大きかったので、今後も注目したいと思います。

9着ホウオウアマゾン 4番人気

前走の反動が出ていそうです。

朝日杯の時も、レース中にトモを痛めていたというのはあったようですが、反動も大きかったのではと思っています。

10着ルークズネスト 5番人気

東京の高速馬場は合わなそうですね。
モーリス産駒ですし、マイルなら時計が掛かったほうが良いと思います。

今後の成長に期待ですかね。

12着ピクシーナイト 6番人気

外枠は厳しかったですね。
ピクシーナイトもモーリス産駒なので、時計が掛かったほうが良さそうです。

競走中止バスラットレオン 3番人気

スタート直後につまづいて、落馬競走中止となってしまいました。

GⅠでスタート直後に人気馬が落馬となると、非常にびっくりしてしまいましたが、人馬ともに異常がなかったのが何よりです。
ノーリーズンの落馬を思い出しましたね。

バスラットレオンがいれば、また違った展開になったと思いますが、これが競馬ですね。
純粋にどういう競馬になったのかなと、見てみたかったなとは思います。

レース後にはダービーに参戦することが発表されました。

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